〜ソーラーサーキットによる建築日記〜

土地探し PART1

こんな土地がいいなー

家でも建てよーかなーと漠然と考えていた頃、まずは土地探しだーということで、 休日にいろいろな場所へ行って、売り地の立てかんばんがあるところを見てまわったりした。

わたしが勝手に憧れていたのは、昔、子供の頃、よくテレビで見た「大草原の小さな家」 に出てくるような一面広がる草原の中にポツンと立つ家。 子供達が元気に走り回れる土地がいいなーと思っていた。

私たちが土地を探すにあたっての条件は、こんなふうであった。

不動産屋廻り

地元の不動産屋にも行ってみたりして、「なんかいい物件ないですかー。」と聞いて廻った。 とにかく、安い物件を探していたもんで、不動産屋さんは「そんなのないですよー。」という顔をしながら、 何件かの物件を案内してくれた。中には、いいなーと思う物件もあっただが、ちょっとお値段の方が・・・。

田舎では不動産屋からよりも地元の何かの情報で、地主さんから安い土地を買うという方法もあるということを聞いて、何かないかなーと思っていた。若い人たちが年々、田んぼをやらなくなっており、休耕地が増えているのだ。

土地の紹介そして断念

そんな日々が続いている中、あのひょんな出会いをした工務店Fさんが 家にやってきて、「こんな土地があるのですが・・・」とある物件を持ってきた。 あの出会いをしてから、何かと家に顔を出していただき、資料なんかを持ってきてくれたりしていたのだ。

その紹介をしてくれた物件というのが、地主さんと直接売買という形なので、相場よりもだいぶ安い物件だった。 まさにおいしい物件。農地の除外申請(?)を出している最中だったのだが、その買うという人がやめてしまったため、 わたしの所へ話が舞い込んできたのだ。

立地条件は、とにかく最高。保育園が徒歩5秒(目の前)。小学校が徒歩1分。 小さな子供がいるうちにとっては、育児に最高の場所。(子供のたまり場になりそー) で、廻りは、畑ばかりで、家がちかくにほとんどないところ。(どういうところやー)

土地の広さは、158坪。いうことなしで、「決ーめーた」。

さてさて、この話は、決めたというところからが長かった。地主さんの所へ挨拶までして、 「買わせていただきます。」となったのだが、もともと買う人の名前で、農地の除外申請を出しているため、 私がそこへひょんと出ていって、「私がそこに家を建てます」という訳にはいかず、少し話がこじれてしまったのだ。

地主さんも息子さんに少し反対されたらしく、特に焦って売ることもないと判断されたようだ。 すったもんだで、「あの土地は売らないようです。」と工務店Fさんに聞いた。 結局、白紙に戻ってしまったのだ。(なかなかおいしい物件というのは、うまくいきませんなー)

別の土地探し、2度目の断念

この災難の始まりが(あんまり災難とは思っていないが)、この半年後にもう一度やってくるのだ。 その後もいろいろ不動産屋を廻ったのだが、さすがにあの土地より好条件のものが出てくるはずがなく、 「気長にいこう」と思い、半年がたっていた。

で、前の物件よりは、ちょっと交通の便が悪くなるが、なかなかいい物件が出てきた。 広さは、約150坪で、坪単価55,000円。景観は絶好で四方に山々が見える。 2度目の「決ーめーた」。

ところがところが、この土地も不動産屋に行って、「買いますよ」と話が進んで、それでは1週間後( 忘れもしません。クリスマスの日)に契約しましょうとなったのだが、その直後に不動産屋が地主さんの ところへ話をしたところ、2区画の内、1区画の方は売ってもいいけど、もう1区画は、自分たちが将来、 家を建て住もうと考えが変わったらしいのだ。で、こっちは売ってもいいけど、あっちは売りませんと いう話なのだ。その売らないという区画が気に入っていた私たちは、へそを曲げに曲げた。

「そんじゃ、いーらね。不動産屋のくせして、ちゃんと話詰めとけよな。」と捨てぜりふを残し、 その場を立ち去った。(ドラマみたい。この話はフィクションですが、本当はこんなこと言いませんでした)

そんなこんなで、2度も買うと決めて、話が白紙に戻ってしまったため、「これはまだ神様が買うな」と言っているなと ポジティブに考える私たち夫婦であった。(2000年夏〜冬)

おまけ(二世帯住宅?)

実は、土地探しをしている頃の話だが、わたしが、家を建てるぞーと実家の両親に話したところ、 「何ー。大丈夫か?」と真っ先に心配された。ところが、一転、親父はそろそろ定年退職、 おふくろは「老後はあんたに面倒見てもらうからね。散々、苦労かけたんだから。」と実家を引き払い、 そっちに行こうかと言いだしてきた。長男であるわたしは、もちろん両親の面倒を見るつもりであったので、 「そうか。そうか。こっちにでも来て、二世帯住宅にでもするかー。」という話になってきた。 両親は、子供よりも孫がかわいくてかわいくてたまらないらしいのだ。 「おまえよりも孫の側にいたいんだよ」とは言わなかったが、顔に書いてあった。

よって、そっちに行くから、いい土地があったら、連絡しろということになり、二世帯住宅を建てようと いうことで話が固まってきた。2度の土地探しの際にも私の両親は、話に加わっていたのだ。 ところが2度の土地契約寸前の破棄、何十年ぶりかというくらいの大雪などがあり、心変わりをしてしまった。 「やっぱり、そっちで住むのは無理かなー。」ということになり、とっとと、実家を建て直してしまったのだ。 「こっちはこっちでやるから、そっちはそっちでやれ。」

こうして、我が家の二世帯住宅づくりは、終わったのであった。



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