
お隣さんが地鎮祭をやっていたので、うちも負けてられないということで、「地鎮祭をやるぞー」と大号令をかけた。
「なに?ぱぱー。ちちんちゃいって。おいしいのー。よしっ、行こう。」
うちの長男坊、とにかく外が大好きで、休みの日も朝からすぐに外で遊ぼうとうるさいのだ。 7時半からハリケンジャーを見て、8時から仮面ライダー。それが終わると、外行こう、外行こうとうるさいのだ。
こっちは、たまらないので、再度録画したビデオを巻き戻し、再生する。それ以外こやつを黙らせる手段はないのだ。
こうして、まったん家のいつもの日曜日が始まった。
今日は、地鎮祭だと言っても、特に神主さんを頼んでるわけでもない。まったんは、どうしても神主というものが信用できないのだ。 なぜかというと、毎年、仕事始めの時に、職場に神主さんがやってくるのだが、どうみてもアル中のような赤ら顔。そんな状態の人に安全祈願されても・・・。 実際にどのくらいの時間が掛かるのか分からないが、30分くらいで、2〜3万円を払うのはちょっと・・・。
工務店Fさんにも地鎮祭はやりませんということの了承を得てたので、晴れて家族だけで、 地鎮祭を行うことにしたのだ。
土地の契約が済んだと言うことは、私は地主。土地に対して、「これから、ここにお世話になりますので、宜しくお願いします。」という思いを伝えたかったのだ。
現地について、まずは、土地の四方に、清めの塩をまき、そして仮の杭打ちをしている場所にも清めの塩を。 そして、全員で、黙祷。
パパ「これから行われる工事が無事にけがなく、安全に終われるように」と目を閉じている前を「きゃっきゃっきゃっびょー」。うちの坊主たちが、黙祷なんか出来るわけありません。そりゃー、そうか。
いよいよ、9月25日のあたりから、基礎工事が開始しそうなので、その前に近隣あいさつをしようとまたまた大号令をかけた。
「なにー。ぱぱー。ちんりんあいちゃつって。おもしろいのか。よしっ、行こう。」と先頭を切って家を出ていったのは、 いうまでもなく、うちの長男坊であった。
近隣挨拶とはいえ、うちはとってもいなかーである。
ぱぱ「近隣っていっても、近くに家がないなー。」
まま「とりあえず、うちの土地から近い順に4〜5軒くらい廻ろうよ」
そして、手ぬぐいをもらったんじゃ、うれしくないだろうから、ちょっと気の利いたものを渡そうよということで、 和菓子屋さんにいくことにした。そこで、何故かおいしそうなドラ焼きがあり、試食コーナーがあった。
ちょいと、目を離している隙に、「ぱぱー。ちんりんあいちゃつっておいしいねー。」と試食コーナーのドラ焼きを全部たいらげている長男坊がいた。
「そうだろう。近隣あいさつっていうのは、とってもおいしいんだよ。」
「何、ばか言ってるの。このばか親子。」とママにとっても褒められたまったんと長男坊であった。
結局、そのドラ焼きを買い込んで、ご近所廻りに行くことになった。
最後の家にも無事挨拶が済み、「うーん、結構みんなやさしく出迎えてくれてよかったね。」 とすがすがしい気持ちになっていた。その後、近くに住んでいる地主さんにも挨拶に行くことにした。
この順番が後でとってもイヤーな気分にさせられることになるのであった。
地主さんを一番最後にしたのは、行くと必ずまあー、上がっていきなさいということになって、話好きなので、長くなるなーと思い、最後にしたのであった。 この時もいつもの如く、上がっていきなさいということになり、ちょっとお茶をいただくことになった。
そして、今日のご近所廻りの話をすると、
「何!あんたたち、どこに挨拶しにいってるの!!そこは、隣の部落のもんたちで、あんたたちの部落とは、付き合いがないところだよ。」
「へっ。」「へっじゃなくて、何で私たちに聞かなかったのさー。」「はい、すいません」
これから、田舎暮らしを志している人へ。
田舎では部落というものがあって、非常に付き合いを大事にします。その近所付き合いは、積極的にしましょう。 そうしないと、本当に村八分になってしまい、何の情報も入ってこなくなります。
「まあー、今日の挨拶は、工事中うるさくするから、挨拶しただけだから」と前向きに考えるまったんであった。ちゃんちゃん。
基礎工事の前に、草がぼうぼうとなっていたので、草刈りをしようとまたまた懲りずに大号令をかけた。
ママ「何言ってるの。パパ一人で行って来な。」パパ「はいはい。」
ということで、一人で出かけようと家を出るまったんを「ぱぱー。○○くんも草ばかりに行くー」と泣いて離れない長男坊。 それにつられて、ひざにしがみつき、泣き叫ぶ次男坊。
自分でいうのも何だが、我が家は2人ともパパっ子だ。ママは「早く女の子が欲しい。男の子なんか嫌」というくらい、 男同士の団結力はすごいのだ。
今くらいの年齢が一番いい時かもしれん。ただ、1時間くらい出掛けるだけでも、大泣きする子供たち。かわいいじゃ、あーりませんか。(古っ)
こんだけ、泣かれてしまうと、何か戦争にでも行くような気分になってくる。
「うん。パパ、絶対死なないから。絶対、生きて帰ってくるから。」とまたまたバカ親子。
これも後、10年もすれば、「おやじ〜。テレビ見ながらお尻ボリボリかいてんじゃねーよ。」 とか言うんじゃないだろーな。そんなこと言ったら、ただじゃおかないぞ。
で、やっと草刈りに出掛け、現地に着くと、工務店Fさんとばったり。 お隣さんの基礎工事もそろそろ、終わりに近づいており、 「実は、ここをやっている基礎屋さんが、うちが頼んでいる基礎屋さんと同じでしてね。」 と基礎屋さんを紹介してくれた。
基礎屋さんに「ちょくちょく邪魔をしない程度に見に行きますので宜しくお願いします。」と挨拶をした。
本当は、いっぱい見に行って、写真撮りまくるぞーと思っているくせに。
(なんか、おふざけモードに路線変更した感じ。)